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○アスベストは身近な微細物質です。
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エアロゾル: 半径0.01〜100μm
(大気浮遊粒子状物質)
花 粉 : 30μm以上を観測(気象庁)
黄 砂 :数μmサイズ
粘土鉱物 : 1μm以上
カ−ボンブラック: 0.02〜1μm
(煤)
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○アスベスト飛散(浮遊)防止
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処理の要素 |
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〔単繊維を重くする〕
微細な繊維を太く・質量を大きく
〔固める〕
細長い繊維群を数本〜数百本に束ねる
(繊維の自由な動きをガッチリ拘束)
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○処理剤の検討
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1.コ−ティング材
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対象とする石綿には微細なもので直径0.01μm (ナノサイズ)
繊維表面の処理には液相から固相への緩やかな変態特性を活用
(セメント・ペイントなど固形物系のスラリ−や有機溶剤系は除外) |
2.繊維を束ねたブロックの形成 |
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繊維の全体を濡らし、液体は乾燥によって濃縮され徐々に繊維表面に緻密なコ−ティング層を形成。同時に繊維群は三次元的に接合された繊維束の形成が達成 |
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○開発のコンセプト
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1.有害物・刺激物を含有しない |
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(揮発性有機化合物〈VOC〉・硫化物など) |
2.火災などでも環境への負荷が無い |
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(CO2や有害ガスの発生など) |
3.処理後は速やかに使用できる環境 |
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(無色・無臭など) |
4.処理の従事者および周辺の安全性の確保 |
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(作業空間・環境) |
5.処理された建材や空間の「機能の維持
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(耐火性・耐水性・耐候性など) |
6.確実な効果 |
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(処理工程の簡便化) |
7.以上の要件を満たすためアスベストの「飛散防止剤」の主剤に「コロイダルシリカ」を選択 |
8.「コロイダルシリカ」は、人体に対する高い安全性から、医療・食品・化粧品などの安全性を重視する業界で高い信頼性により広く活用されている |
9.上記する選択により当処理剤の特徴である「Safety.Solution.Silicon」を商標の頭文字に「SSSコート」とした。 |
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○コロイダルシリカの紹介
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‥ ‥古くて新しいナノサイズの材料‥ ‥ |
・ナノケミカルを活用 |
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大気中で操作が可能な極小の物質 |
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(半導体やディスプレイの先端技術ではナノサイズやピコレベルが熱い。繊維や医療など有機無機複合材料の分野でも同様) |
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(化学用語辞典より)
シリカゲルは、二酸化ケイ素からできた無機高分子化合物で、無味無臭、衛生上も無害であるので、食品の乾燥剤として利用されている。普通は、直径数mmの透明のビーズ状に成形 |
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○コロイダルシリカの選択
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代表的な化学的特性
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・化学組成 |
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xR2O SiO2 nH2O |
・結晶構造 |
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非晶質 |
・溶媒中 |
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均質分散で透明 |
・分散液 |
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清水に近い低粘度 |
・調 整 |
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分散、凝集の操作 |
・乾 燥 |
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コロイドの接近
重合して乾燥ゲルへ |
◎終点はガラス質になり安定
(耐水性・耐火性・耐薬品性・高硬度)
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・安全性 |
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医薬品、食品 |
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○コロイダルシリカの分散液からゲル化へ
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○顕微鏡による表面観察写真
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○他社製品との差別および優位性と効果
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1. |
ナノサイズのコロイダルシリカ等をアスベストに含浸する為他社製品より数段早く浸透し短時間で固化します。(具体的な効果―施工期間の大幅な短縮、営業中、操業中でも施工が可能) |
2. |
当社の製品はアスベストを含浸固化しコーティングするため飛散することなく無害化になりアスベストの含有はありません。(理化学的解析 琉球大学、沖縄県環境科学センター) |
3. |
将来解体若しくは改修工事をするときも除去時には塊となりアスベストの飛散が最小限ですみます。将来アスベスト含有建材と同等に認めてもらえる可能性はあります。 |
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